高木美帆3種目制覇「シーズンはここからが本番」 19歳堀川は国内最高記録
「スピードスケート・全日本選手権」(30日、YSアリーナ八戸)
女子1000メートルは北京冬季五輪金メダルの高木美帆(日体大職)が1分14秒65で優勝した。今大会は500メートル、1500メートルと合わせて3種目制覇。女子5000メートルは19歳の堀川桃香(富士急)が7分1秒52の国内最高記録で前日の3000メートルに続いて頂点に立った。男子の1000メートルは新濱立也(高崎健康福祉大職)が1分8秒92で制し、500メートルとの2冠。1万メートルは伊藤貴裕(白銅)が13分20秒79で優勝した。
高木が北京五輪で金メダルに輝いた種目を制し、充実の1年を終えた。2位を2秒27も離す盤石のレース。観客の拍手に笑顔で応え「しっかり優勝で締めくくれて、うれしく思う」とうなずいた。メダル4個を獲得した北京五輪を終え、有力選手が集うナショナルチームを離れて個別活動の道を選んだ。「日々必死。刺激的な毎日を過ごせている。シーズンはここからが本番」と気を引き締めた。