東福岡・藤田監督 10大会連続4強「徐々に眠れなくなる。遠足の前みたい」

 後半、東福岡・中川(中央)が逆転トライを決める(撮影・山口登)
 後半、東福岡・中川(左)が逆転トライを決める(撮影・山口登)
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 「全国高校ラグビー・準々決勝、東福岡24-18佐賀工」(3日、花園ラグビー場)

 九州勢対決を制し、10大会連続の4強入りを果たした東福岡(福岡)の藤田雄一郎監督は「10年連続ベスト4以上。選手が一生懸命やっている結果。ベスト4以上は今までやってきたことが間違っていなかった。このチームはもうひと山越えないといけない」とさらなる上を見据えた。

 佐賀工との厳しい試合をしのいだ。前半14-11で折り返し、後半は防戦が続き、14-18と一時は逆転を許した。後半21分、ボールをつなぎ最後はフランカー中川一星(3年)が右中間へ逆転のトライ。監督は「こういう試合になると思った。辛抱の時間が続いた。最後に一本取れて良かった。ゴール前でDFが我慢したのが大きかった」と安どした。

 初戦の2回戦で61-7、3回戦で52-3と大勝していただけに、競り勝ったことは収穫。「ギアが上がってくる」と監督。目指すは7日の6大会ぶり決勝。「徐々に眠れなくなる。ベスト8の監督で眠れる監督いるんですか?いい意味ですよ。運動会、遠足の前みたい」と、笑みを浮かべていた。

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