報徳学園が東海大大阪仰星の連覇を阻止し4強入り 3冠へ前進 準決では天理と対戦
「全国高校ラグビー・準々決勝、報徳学園31-21東海大大阪仰星」(3日、花園ラグビー場)
春の選抜、夏の7人制に続く「3冠」を目指す報徳学園が、連覇を目指した東海大大阪仰星を下して、2度目の準決勝へ進出した。
先手を取ったのは東海大大阪仰星だった。前半2分に敵陣5メートルの左ラインアウトからモールを押し込み、フッカー山本琉聖(3年)が先制トライ。同11分にも、同様のラインアウトからのモールを山本が抜け出し、左隅にトライを決め、ともにゴール成功で14-0とした。
しかし、報徳学園は、前半17分に敵陣5メートルライン中央からFWがつなぎ、左中間にNo.8石橋チューカ(3年)がトライ。前半終了間際にロック吉田健十(3年)がトライを決め、ゴール成功で同点とした。
後半7分、報徳学園は、敵陣10メートルライン付近のラックからパスをつないでフッカー山下泰が右隅に勝ち越しトライを決めた。同26分には自陣5メートルラインの左ラックからWTB海老原琥珀(3年)が相手パスをインターセプト。そのまま独走して左中間に持ち込みトライと、多彩な攻撃で粘る相手を振り切った。
初優勝を目指す報徳学園は、5日の準決勝の第1試合で天理と対決する。