貴景勝「いい状態」初場所へ仕上がり順調 全勝などハイレベルVなら綱取りも

 弟弟子の稽古に鋭いまなざしを向ける貴景勝
 隆の勝(左)と申し合いをする貴景勝
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 大相撲の大関貴景勝(常盤山)が4日、東京都板橋区の同部屋で稽古し、初場所(8日初日、両国国技館)へ向けて順調な仕上がりを披露した。

 幕内隆の勝との三番稽古(続けて相撲を取る)は、10番とって8勝2敗。頭を付け合ってからの攻めや、左四つの寄りの形も多く確認し「突き、押しだけで一気に持っていけたらいいが、そういう展開にならないこともある。そうならなかった時の対応とかを意識してやっている」と狙いを説明した。

 九州場所は12勝3敗で優勝決定ともえ戦に進出。優勝は逃したものの、存在感を示した。初場所は番付上の大関も自分1人のみ。責任は増す状況だが「毎場所優勝を目指してやっている。まわりのみなさんも期待とかがあると思うが、やるべきことをやるだけ。自分が何か変わることは一つもない」と不動心を強調した。

 初場所で全勝などハイレベルな優勝を果たせば、綱取りの可能性もある。初日まであと4日。本場所モードに入った大関は「いい状態でやれるようになっている。あとは気合を入れて。場所が始まったら気合を入れて集中してやるしかないので」と静かに闘志を燃やした。

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