駒大・大八木監督 退任後は田沢らエリート軍団強化構想「世界目指せるトレーニングを」

 箱根駅伝を制しての3冠達成から一夜明け、デイリースポーツを手に喜びを噛みしめる駒大の大八木弘明監督
 箱根駅伝を制しての3冠達成から一夜明け、本紙を手に喜びを噛みしめる駒大の(前列左から)円健介、田沢廉、篠原倖太朗、鈴木芽吹、山川拓馬、(後列左から)伊藤蒼唯、安原太陽、赤星雄斗、山野力、青柿響
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 箱根駅伝を2年ぶりに制し、史上5チーム目の大学駅伝3冠を達成した駒大・大八木弘明監督(64)が悲願成就から一夜明けた4日、都内で取材に応じた。前夜は寮で祝勝会を開いたといい「3度目の正直で3冠取れて、最高のプレゼントになった」と噛みしめた。

 3月末での監督退任も電撃発表し、卒業する絶対エース田沢廉(4年)とは今後も世界を見据え師弟タッグを組むが、さらに3、4人の少数精鋭軍団をつくり、世界を目指すエリートを育成する構想も披露。在校生の鈴木芽吹(3年)、佐藤圭汰(1年)らエース級も加える方針を明かし「田沢と一緒にやらせて、世界を目指せるトレーニングをやっていかないと。“駒沢から世界へ”がキャッチコピー」と語った。

 一方、駅伝強化は後任の藤田敦史コーチに一任し、エリート育成と同時に全体の底上げを図る。「2つともやれるシステムで新しい時代をつくっていかないと。駅伝でも史上初の2年連続3冠を目指したいね」と青写真を描いた。

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