準決勝敗退の京都成章・湯浅監督が退任表明「きょうで区切りです」今後は総監督に

 東福岡に敗れ、花園を去る京都成章・湯浅泰正監督(中央)=撮影・北村雅宏
 前半、31点差をつけられ、集まる京都成章フィフティーン(撮影・北村雅宏)
 東福岡に敗れ、花園を去る京都成章フィフティーン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校ラグビー・準決勝、東福岡45-17京都成章」(3日、花園ラグビー場)

 準決勝敗退した京都成章の湯浅泰正監督(58)が試合後、今大会限りで退任を表明した。「私事ですが、今年で監督を辞めようと決めています。最後に負けた時に言おうと思っていて、それがきょうになりました。きょうで区切りです」と語った。

 学園側とも話し合い、総監督として今後は同校ラグビー部強化に携わる。後任監督にはOBの関崎大輔コーチが就く。

 「いつまでもさらに強くなるために僕がいつまでもやるよりも、そばにいて、少し違う形で今まで以上に全力で次の指導者を育てていきたい。そういう選択をさせてもらいました。生徒だけじゃなく、スタッフ、さらにバージョンアップする」

 湯浅監督は1987年に同校監督に就任。全国的な強豪チームに押し上げ、2020年度に全国高校ラグビー準優勝した。

 「京都で優勝すると言って笑われてから始まった。誰も信じてくれなかったけど。幸せ。最高やね。感謝しかない」と、35年に及ぶ指導者人生を振り返った。

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