報徳学園「正真正銘」の王者へ 昨春黒星のリベンジ 植浦慎仁主将「最高の舞台でできてうれしい」

 全国高校ラグビーの決勝(7日、花園ラグビー場)を前に、史上4校目の3冠を目指す報徳学園と7度目優勝を目指す東福岡が6日、オンライン取材に応じた。報徳学園は、コロナ禍で東福岡が棄権し、不戦勝により優勝した昨春の選抜大会決勝の“再戦”へ向けて、「正真正銘」の王者を証明する意気込みを示した。

 報徳学園が初の決勝舞台で、過去6度優勝の東福岡と戦う。西條裕朗監督(59)は「全国トップレベルの人材、戦略で高校界を引っ張ってきているチーム」とし、20年以上定期戦を行う相手と「花園での初対戦が決勝でうれしい」と感慨深げに話した。

 同カードだった昨春の選抜大会決勝はコロナ禍で中止。報徳学園は不戦勝で優勝した。しかし、同日の練習試合では敗れたため、主将のフランカー植浦慎仁主将(3年)は「その悔しさで1年やってきた。最高の舞台で試合できてうれしい」と腕ぶす。また、司令塔のSO伊藤利江人(3年)も「僕たちの中で春は嫌な終わり方だった。(練習試合の結果を受けて)東福岡と正真正銘の終わり方をすることが1年の目標になった」と“リベンジ”に燃えている。

 植浦は「フィジカルもスピードもあって、強いランナーがたくさんいる」と分析し、「低いタックルと低いブレークダウンで勝負したい」と意気込む。同校初の決勝では、史上4校目の3冠だけでなく兵庫県勢としての初優勝もかかる。記録ずくめの大一番。報徳フィフティーンが「正真正銘」の王者を証明する。

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