高梨沙羅 悔し11位 3季ぶり日本で飛距離伸ばせず「冷静に抑え込まないと」

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第10戦」(7日、大倉山ジャンプ競技場)

 高梨沙羅(26)=クラレ=は118メートル、124メートルの合計231・5点で11位だった。勢藤優花(ヤマチューン)が117・5メートル、123・5メートルの235・7点で日本勢最高の9位。カタリナ・アルトハウス(ドイツ)が122メートル、131メートルの263・8点で今季3勝目、通算11勝目を挙げた。

 3季ぶりに日本に戻ってきたW杯の初戦。ひときわ大きな声援を受けた高梨だが、2回とも飛距離を伸ばせず、今季7度目の2桁順位にとどまった。踏み切る際に気持ちが先走り、前に突っ込み過ぎる悪癖に悩んでおり「(自分を)抑え切れていない。冷静に抑え込まないと」と課題を口にした。今季は5位が最高。W杯参戦12季目で開幕10戦を終えて表彰台に立てなかったのは初めて。「いろいろ試しながらやっている」。試行錯誤は続く。

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