高梨沙羅「停滞」不振抜け出せず10位 3戦連続2桁順位 第一人者が正念場
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第11戦」(8日、大倉山ジャンプ競技場)
高梨沙羅(26)=クラレ=は118・5メートル、123・5メートルの合計197・3点で10位にとどまった。勢藤優花(ヤマチューン)が126メートル、119・5メートルの206・8点で日本勢最高の9位に入った。シリエ・オプセト(ノルウェー)が135・5メートル、121メートルの232・1点で今季3勝目、通算4勝目を挙げた。
開幕から不振が続く高梨は、第10戦から一つ順位を上げたが、3戦連続の2桁順位。日本に戻っても浮上の足掛かりをつかめず「停滞している。失敗が続いたとしても、耐えて考えていかないといけない時」と自らに言い聞かせるように口にした。踏み切り、着地など課題は山積み。次はW杯初勝利を挙げた思い出の地、蔵王に向かう。「諦めず、焦らずにしっかり(次に)つなげていきたい」。第一人者が正念場を迎えている。