元安美錦の安治川親方 独立の理由語る「一から部屋を作るところから始めたい思いあった」
大相撲の安治川親方(元関脇安美錦)が初場所2日目の9日、両国国技館内の相撲博物館で行われたトークイベントに登場した。
昨年12月1日付で独立し、安治川部屋を設立した。「少しでも力士たちのためになるなら、自分がやってきたことを教えたいなという思いが強くなってきた。すべて一から部屋を作るところから始めたいなという思いがあった」と決断の経緯を説明。「みんなに応援してもらえる力士を育てたい」と抱負を語った。
部屋では自ら料理をすることも。「私が言われたように『食べろ、食べろ』と言っています。こうやって食べるんだよと手本を見せようと思ったら、番付じゃなくてジャンパーが1サイズ上がった」とジョーク飛ばし、来場者を笑わせた。
また、大関昇進を期待する力士には関脇若隆景を挙げ「お手本になるような相撲の形。自分の弟子にも若隆景の相撲を見るように言っている」と称賛。他にも琴ノ若や豊昇龍の名前を出し「候補はいっぱいいる。(大関に)なってもらわないと困る」とハッパをかけた。