朝阪神 昨年Vの初場所黒星スタートも「新たな気持ちで頑張りたい」猛虎愛も不変
「大相撲初場所・2日目」(9日、両国国技館)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする西三段目24枚目の朝阪神(高砂)は、坂井(大嶽)に突き落とされ、黒星スタートとなった。立ち合いから馬力を生かして押し込んだが、土俵際で足が出ずに逆転を食らった。
「あとちょっとだった。体が伸びちゃってますね」とまずは反省。攻め込んだ内容には「今場所は当たって走るというのを徹底的にやろうと思っている。立ち合いはよかった。切り替えていきたい」と前を向いた。
昨年は7戦全勝で序二段優勝を飾った初場所。ゲンのいい場所でもあるが「あれはよかったんですけど、1年たった。過去なので。新たな気持ちで頑張りたい」と視線は先を見据えている。新たな年の幕開けに「前に出る相撲により磨きをかけないと。1年の成績で勝ち越して、ケガなく一枚でも上を目指したい」と目標を掲げた。
大阪府泉大津市出身で幼少期からプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所で朝塩本から改名した。この年末年始は岡田監督のインタビューなどをチェックし、猛虎愛も不変。青柳、湯浅、近本らの名を挙げ「侍ジャパンに選ばれるかなとか、そこは気になりますね」と話した。