琴勝峰の弟・琴手計が白星発進 初めてのまげに「お相撲さんらしくなれたのでうれしい」
「大相撲初場所・2日目」(9日、両国国技館)
幕内琴勝峰の弟で西幕下22枚目の琴手計(佐渡ケ獄)が鳴滝(伊勢ノ海)を押し出し、2023年を白星で滑り出した。
立ち合いで鋭く踏み込むと、得意の左上手にこだわらずに前へ。回り込む相手を追い詰めて押し出し、先場所敗れた雪辱を果たした。「攻めていけたのでよかった。相手を起こしていく気持ちで当たった」と振り返った。
昨年初場所の初土俵から1年がたち、この日はまげを結って初めての本土俵。「お相撲さんらしくなれたのでうれしい」とほおを緩めた。
先場所を終えてからは、立ち合いの厳しさをテーマに稽古を積んできた。伸びしろしかない19歳。「今年は関取を狙える位置まで来た。関取になれるように頑張ります」と十両昇進を新年の目標に掲げた。