理由不明の全豪欠場 大坂なおみに海外メディアは引退危惧「キャリア終わるのでは」沈黙は意図的指摘も

 テニス女子の大坂なおみ(25)が今年最初のグランドスラムである全豪オープンを欠場。理由は明かされておらず、海外メディアにはこのまま一線を退くのでは、という臆測も流れている。

 AFP通信社は「全豪に姿をみせなかったのは、大坂のテニスの将来への不安をあおる」と題し、「大坂なおみは昨年9月以来、テニスの試合に出場しておらず、来週の全豪オープンを棄権したことで、元世界ランク1位の彼女が再びコートに立つことはないかもしれないという懸念が生じた」と、報じた。

 大坂のSNSでは、ラッパーの恋人、コーデーとの欧州旅行の投稿や、大坂のスポーツマネジメント会社が世界ランク2位のジャバーと契約したことなどの報告はあるものの、練習している様子などはなく、「4度のグランドスラム覇者のテニスキャリアは25歳で終わるのではないかとの臆測が高まっている」と、した。

 大坂の伝記を執筆した米国のテニスライター、ベン・ローゼンバーグ氏の話として、大坂が意図的に沈黙を守っているとし「必ずしもレッテルを貼りたくないのだと思う。曖昧にしたいのかもしれない」と、大坂の心中を推察。「フルタイムのプレーヤーとなることがどれほど大変かを彼女は知っている」とし、22年に67億円という世界で最も稼いだ女子アスリートになった現状に触れ「スポンサーからの大きな圧力もあるだろうが、彼女が一時停止することは状況をうまくコントロールしていることを示している」と、指摘した。

 大坂は昨年9月の東レ・パンパシフィックOPで2回戦を棄権して以来、大会に出場しておらず、最新の世界ランキングでは42位。SNSの投稿ではNBAのジャパンゲームスの観戦や、バカンスの様子、テレビ番組の出演の報告はあるものの、テニスに関する投稿は昨年9月以来途絶えている。

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