羽生結弦さん談話 3月11日は「人と人との繋がり感じられる機会になったらいいな」
日本テレビは9日、2011年3月11日に発生した東日本大震災から12年目を迎える今年3月にフィギュアスケート男子の五輪2連覇王者で、プロスケーターの羽生結弦さん(28)がアイスショーを宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナで開催することを発表した。以下、羽生さんの談話。
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今まで3月11日って、コメントを出すことぐらいしかできなくて、なんか自分の演技を届けたいなと思っても、なかなか演技する機会だったり、皆さんの前でなにかを届けられる機会って、やっぱり作るのが難しかったです。
ただ、こうやってプロになって、プロになったからこそ、大切な日に演技できるということがやっとできるなという気持ちもありますし、3月11日じゃないと届けられない気持ちだったり、3月11日だからこそ思っていただける気持ちだったり受け取り方だったり、いろんなことがあると思うので、そういう意味で大切に大切に演技したいなって思います。
僕はそれこそ媒体なので、自分の気持ちの中で、もちろん自分としてはこういう気持ちだったり、こういうストーリーがあるんだよっていうのはもちろんあるんですけど、どっちかというと皆さんにとっての、皆さんの中のそれぞれの3・11を思い出したり、その時の夜空を思い出してみたり、人と人との繋がりを感じられたり、そういう機会になったらいいなって思ってます。