不戦勝デビューの落合が“プロ初白星”「少しほっとした気持ち」師匠の宮城野親方も期待

 すくい投げで瀬戸の海に勝利した落合(左)=撮影・三好信也
 瀬戸の海(右)をすくい投げで破った落合(撮影・開出牧)
 すくい投げで瀬戸の海に勝利した落合(上)=撮影・三好信也
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 「大相撲初場所・4日目」(11日、両国国技館)

 幕下15枚目格付け出しの落合(19)=宮城野=が、瀬戸の海(高田川)に勝利し、“初白星”を飾った。初土俵となった初日(8日)は対戦相手が休場したため不戦勝。初めて国技館の土俵での相撲を取り「少しほっとした気持ちもある。きょうが終わったんで、次の一番に備えようと思っている」と振り返った。

 落ち着いた動きで攻め続け、最後は左を差してすくい投げで勝負を決めた。鳥取城北高で20、21年の高校横綱に輝き、今年の全日本実業団選手権を制した実力者。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)も「本当に相撲を知っている。左差し右上手からの攻め、相撲の流れというのが、うちの部屋の関取衆とも五分で戦える場面もあった」と期待は大きい。

 落合は力士としての目標を問われると「入門したばかり。今は師匠の言うことを聞いてひたむきに稽古に精進したい」と足元を見つめる。1月28日に断髪式を行う師匠とは「まげ姿で番付を上げて(新十両昇進)会見に臨みたい。それが親方に対する恩返しだぞ」と話し、今場所に向けて気持ちを高めてきた。全勝Vなら一場所での新十両もほぼ確実。19歳の有望株がプロの世界でロケットスタートを決める。

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