高梨沙羅がスーツ違反で失格 五輪ほうふつ腰回り2センチ大に肩を落とし無言
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第13戦」(15日、蔵王シャンツェ)
高梨沙羅(26)=クラレ=は2回目にスーツの違反で失格となり、30位だった。日本勢では勢藤優花(ヤマチューン)が205・0点で14位に入ったのが最高。エバ・ピンケルニヒ(オーストリア)が96メートル、98・5メートルの230・1点で今季5勝目、通算8勝目を挙げた。
2回目にスーツの違反で失格になった高梨は、関係者に囲まれながら、肩を落として無言で会場を後にした。横川ヘッドコーチによると、腰回りが2センチ大きかったという。
前日に確認して修正したそうだが「計り直してチェックしているが、ちょっと足りなかったかな。神経をすり減らしているので、体も小さくなっていっているのかもしれない」と話した。本戦前の予選でもスーツのチェックを受けたが、その際は首回りの測定だけで問題はなかったという。
高梨は昨年2月の北京五輪混合団体でスーツ規定違反により失格。昨年10月の今季海外初戦となったGPクリゲンタール大会(ドイツ)でもスーツ規定違反により失格となっている。
前週の札幌大会でも日本勢は2人がスーツの違反で失格。横川ヘッドコーチは「今季からルールが変わっているので、解釈の違うところがあるのかもしれない」と語った。