“怪物”落合が無傷の5連勝 幕下付け出し全勝Vへあと2勝「大相撲という場所に慣れてきたのかな」

 時疾風(右)を寄り切りで破る落合(撮影・西岡正)
 時疾風を寄り切りで破った落合(撮影・金田祐二)
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 「大相撲初場所・9日目」(16日、両国国技館)

 幕下15枚目格付け出しの落合(宮城野)が無傷の5連勝を飾った。時疾風(時津風)との全勝対決。立ち合いはやや遅れたものの、左を差して鋭い出足で寄り切った。

 「腰も高かったし、修正するところしかない立ち合いだった。今日の相撲は忘れて次の一番に備えたい」とまずは反省。その後の攻めには「足がしっかりついていった」と納得の表情を見せた。

 鳥取城北高で20、21年に高校横綱となり、昨年の実業団横綱にも輝いた大器。「土俵に上がっての緊張はない。大相撲という場所に慣れてきたのかな」と早くも本領を発揮しつつある。

 勝ち越した四番相撲の後には、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)から「おめでとう。残り3番、集中して頑張れ」と声をかけられたという。全勝優勝を果たせば新十両昇進の可能性もあり、所要1場所なら史上最速の快挙。怪物級の実力を備えた19歳は「できることをしっかり準備して戦いたい」と落ち着き払って六番相撲に目を向けた。

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