朝乃山が無傷10連勝「あと5日、切り替えて1日1番」

 東白龍を押し倒しで破った朝乃山(撮影・金田祐二)
東白龍(右)を押し倒しで破った朝乃山=両国国技館(撮影・佐藤厚)
東白竜を押し倒しで破った朝乃山=両国国技館(撮影・金田祐二)
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 「大相撲初場所・10日目」(17日、両国国技館)

 元大関で十両に復帰した朝乃山(高砂)が、東白龍(玉ノ井)を押し倒しで下し、無傷10連勝を決めた。鋭い立ち合いで相手ののど輪をはねのけ、腕を伸ばして一気に勝負を決めた。自身最長の連勝記録にも喜びは見せず「まだ10日しかたっていない。あと5日。切り替えて1日1番自分の相撲を取っていきたい」と気を引き締めた。

 新型コロナウイルス対策のガイドライン違反による6場所出場停止から、再十両で迎える復帰4場所目。幕下以下は7番しかないため、15日間戦い抜くスケジュールは東大関だった2021年夏場所以来。疲労については「大丈夫です」ときっぱりと語った。

 今場所からマスクを着けての声出し応援が解禁。満員御礼の垂れ幕がかかった会場は、元大関の登場に大歓声が上がる。「声援が解禁されたことで力士1人1人が気合が入る。自分も気合が入る」。十両で全勝優勝を果たしたのは過去5人で、直近では2014年秋場所の栃ノ心以来。達成すれば春場所で再入幕の可能性も高い。残り5番。千秋楽まで白星を積み重ねる。

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