スーツ規定違反への対応苦心の高梨沙羅 15日の失格後初投稿はジャンプ台 逆境の中、調整続く
15日に行われたノルディックスキー・ジャンプ女子W杯個人第13戦蔵王大会で2本目がスーツ規定違反で失格となり30位に終わった18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(26)=クラレ=が17日、大会後初めて自身のインスタグラムのストーリーを更新。逆境が続く中で、練習に取り組んでいるのか、観客のいないジャンプ台の写真を投稿した。
高梨は15日の試合で1本目で95メートルを飛び11位につけ、2本目でジャンプアップを狙ったが、同じく95メートルと飛距離を伸ばしきれなかった。その後、スーツ規定違反で失格とされた。試合後、横川ヘッドコーチはウエスト部分が約2センチ大きかったことを明かした。本戦前の予選でのチェックでは、首回りの測定だけで問題なかったという。
昨年の北京五輪団体戦でスーツ規定違反で失格している高梨。昨年10月の今季海外初戦となったGP大会でも同規定違反で失格となっていた。11月にテレビ番組で「どこを測るのかによっても1センチぐらい変わっちゃう。明確に決めないと誤差が出ちゃう」と訴えていた。不明瞭な測定に対応すべく、試行錯誤を繰り返しているがもどかしいシーズンが続いている。