元大関・朝乃山が１１勝目 前日敗戦で十両全勝Ｖ消え「すごい悔しかった」も切り替え再奮起
「大相撲初場所・１２日目」（１９日、両国国技館）
元大関で十両に復帰した朝乃山（高砂）が湘南乃海（高田川）を寄り切り１１勝目を挙げた。
立ち合いから組み負けて左四つに。得意の右四つになれず「自分の形ではなかった」と振り返ったが、腰を落として前に出て俵を割らせた。
前日は大翔鵬に今場所初黒星を喫し、連勝が１０でストップしていた。十両全勝優勝がなくなり「昨日の負けは自分自身すごい悔しかった」と敗戦直後はかなり落ち込んだ。
それでも師匠から助言をもらい、母からは「切り替えて一日一番という気持ちで頑張ってね」と励ましの連絡をもらった。朝乃山は「今までと変わらない通りの生活をして、気持ち的には切り替えたつもりで土俵の上に上がりました」と引きずることなく、十両優勝へ前進した。
