東京五輪銀・本多灯 新年初レースで日本新狙う!「パリ五輪につなげられるいい年に」
競泳の北島康介杯(東京辰巳国際水泳場)は20日から本格的に始まる。19日は記者会見が行われ、21年東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(イトマン東進)、同200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(日大)、同代表の入江陵介(イトマン東進)が出席した。
東京都水泳協会会長で、五輪2大会連続平泳ぎ2冠の北島康介氏は「(同大会を)弾みに選手が活躍できる場をということで冠の名前を付けさせていただいて2015年から始めて8年目。選手の活躍を期待しながら、協会としては最高なパフォーマンスができる後押しができるように準備したい」と話した。
本多は今大会が新年初レースで、本命は東京五輪でもメダルを獲得した200メートルバラフライ。「2023年いいスタートが切れるように。1分52秒前半を出して日本記録(1分52秒53)を更新したい」と力強く堂々と宣言した。
昨年は他の日本代表選手らが12月の世界短水路選手権(メルボルン)に出場する中、冬場の強化を優先して代表を辞退。「12月の下旬から先週まで今までにないくらいの強化をしてきた。(練習メニューで)距離や質は変わっていないんですけど、50メートルで0・5秒くらい速く泳げたり、100メートルでも1・5秒くらい速く泳げることが多かった。去年よりも強くなっていると思う」と手応えを語った。
今年は24年パリ五輪の前年と重要な1年。7月には福岡で世界選手権も開催される。「パリ五輪につなげられるいい年にしたい。そのために200メートルバタフライで1分51秒台を世界選手権で出したい。パリは金メダルを取れるようにいい年にしたい」と青写真を描いた。