今季飛躍の渡辺倫果、3月の世界選手権へ「納得のいく演技をして来シーズンにつなげる」

 記者会見に登壇した渡辺倫果(デサントジャパン株式会社提供)
 撮影に応じる(左から)中田璃士、中井亜美、渡辺倫果、芝田モト、大和晴彦、早川優衣、楢崎明智、久米乃々華(デサントジャパン株式会社提供)
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 フィギュアスケート女子で3月の世界選手権(さいたま市)代表の渡辺倫果(20)=TOKIOインカラミ・法大=が19日、都内で「デサント」のニューレーベル「ムーブスポーツ」の展開開始と新世代のアスリートで結成された「ムーブスポーツユニット」発足の会見に出席した。他競技のアスリートと共演し、「同世代として頑張っている姿を肌で感じることができた」と刺激を受けた。

 会見では競技の話にも及んだ。渡辺は「フィギュアスケートにとって美とは必要不可欠。自分自身が作品にもなるスポーツで、自分があってこそ作品は成り立つ」と持論を展開。「今シーズンのショートプログラムは強い女性がメインで、フリーは自分の中の強さを引き出しつつ、か弱さも演じないといけない。同じものでも違う」と難しさがあるといい、演技では「人格を変えている。普段の自分の中に眠っていたり、経験してきたものの中にある感情の一部をメインに出して演じている」と明かした。

 昨年はGPシリーズのスケートカナダで初優勝。GPファイナルにも出場し、「変化の1年だった」と振り返る。今後は2月の四大陸選手権(米コロラド)と世界選手権の代表に決まっている。「納得のいく演技をして来シーズンにつなげることができれば。美しさも追求しつつ、スケートも追求して頑張っていければ」と意気込んだ。

 同じく会見に出席したフィギュアスケート女子の中井亜美(14)=TOKIOインカラミ=は、2月開幕の世界ジュニア選手権(カナダ・カルガリー)へ「フリーではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本降りられるようにしたい」と気合を入れた。男子の中田璃士(14)=TOKIOインカラミ=は「今年はノーミスだけじゃなくて、毎回自分を超えられたら」と抱負を語った。

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