八木かなえ、一線退く意向表明 重量挙げ、「やり切った」

 母校の金沢学院大で記者会見する重量挙げ女子の八木かなえ=19日、金沢市
 八木かなえ
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 重量挙げ女子で東京五輪まで五輪3大会連続出場を果たした八木かなえ(30)が19日、金沢市の母校、金沢学院大で記者会見し「競技スポーツとしてはもう十分やり切った」と第一線を退く意向を表明した。4月1日付で金沢学院大のスポーツ科学部助教と重量挙げ部コーチに就任。

 兵庫県出身の八木は東京五輪は55キロ級で11位。その後も練習は続けていたが「次の五輪を狙える状態かを体と相談した時に、もう厳しいかな」と決断に至った。「五輪はやっぱり特別な場所。後輩たちにも味わってもらいたい」と指導者としての抱負を述べた。

 助教として体育の授業を手伝いながら、部で指導に当たる予定。

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