阿武咲 難敵倒してついに単独トップ 4場所連続となる平幕V前進、13日目は貴景勝戦
「大相撲初場所・12日目」(19日、両国国技館)
4場所連続となる平幕優勝が、さらに現実味を帯びてきた。平幕阿武咲が玉鷲を押し出して2敗をキープ。大関貴景勝が3敗目を喫したことで、ついに単独トップに立った。「しっかり下から攻められたのが良かった」と振り返った。
4連敗中の難敵を相手に果敢に攻めた。激しい突き合いとなって一度は土俵中央に戻されたが、相手の引きに乗じて一気に前進。最後はもろ手で勝負をつけた。
13日目には同学年で中学時代からのライバルである貴景勝と結びの一番が組まれた。「自分はチャレンジャーなので、捨てるものは何もない。一生懸命向かっていくだけ」と無欲の姿勢を強調する。1差で追う大関を直接対決で攻略すれば、夢の初賜杯(しはい)に一気に近づくのは間違いない。