小林陵侑が自国開催W杯で復活の今季初V 130m台大ジャンプ2本並べ通算28勝目「すごく驚いてる」
「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯・個人第14戦」(20日、大倉山ジャンプ競技場)
北京五輪ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(26)=土屋ホーム=が1本目135メートル、2本目130メートルの合計271・5点で、今季W杯初優勝を飾った。W杯通算28勝目で歴代7位タイ。札幌では初優勝となった。
1本目で2位につけた小林陵は、勝負の2本目で130メートルを飛び、逆転で優勝をもぎとった。表彰式では両腕を突き上げた小林陵。「まったく想像できてなくて、すごく驚いてます。(海外転戦から)早めに帰ってきて1週間練習できたし、すごくいいジャンプができた。明日もビッグジャンプ2本揃えられたらと思います」と、語った。悲願の札幌での初優勝に「待ち望んでいた瞬間だった」と、喜びを噛みしめた。
今季ここまでは苦しんでおり、W杯での最高順位は7位、総合ランクは21位だったが、この優勝で14位にジャンプアップした。「夏からの準備不足でシーズンここまで苦しんだんですけど、ここで結果に恵まれてよかった。明日からもっとぶち上げていけるように、いいジャンプがしたいです」と、逆襲を誓った。