2戦連続表彰台で復活ムードの小林陵侑「すごくいい感じ」 師匠葛西のW杯参戦にも「刺激受けた」

 「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯・個人第15戦」(21日、大倉山ジャンプ競技場)

 前日に今季W杯初優勝を飾った北京五輪ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(26)=土屋ホーム=は、1本目が129メートル、2本目137・5メートルの合計276・1点で3位。2戦連続表彰台となった。

 1本目は11位だったが、巻き返しを狙った2本目は不利な追い風の中で、ヒルサイズを越える137・5メートルのビッグジャンプを飛び、ガッツポーズした。

 試合後は「うれしいです。自分としてもすごくいい流れで飛べた。追い風、あまり感じなかったです。力まずに飛べたと思います。満足できるジャンプだった」と、充実した表情で語り、師匠の葛西紀明が3季ぶりに参戦しているこの2試合に「ここ2試合、師匠のノリさん(葛西)と出れて刺激を受けました」と、明かした。

 22日には札幌でもう1戦がある。「今、すごくいい感じなので、欧州戻ってもこれができるようにしたい。明日もビッグジャンプみせられるようにしたい」と、力を込めた。

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