小林陵侑 3位で2日連続表彰台「戻ってきた手応えある」 不利な追い風も関係なし
「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯・個人第15戦」(21日、大倉山ジャンプ競技場)
小林陵侑(26)=土屋ホーム=は合計276・1点で3位に入り、優勝した前日に続いて表彰台に立った。1回目は129メートルで11位にとどまったが、2回目に137・5メートルを飛んで巻き返した。シュテファン・クラフト(オーストリア)が139メートル、135・5メートルの283・5点で今季2勝目、通算27勝目を挙げた。50歳の葛西紀明(土屋ホーム)は予選55位で落選した。
不利な追い風の中でぐんぐんと飛距離を伸ばしていく。11位で迎えた小林陵の2回目。ヒルサイズを越えて順位を八つも上げた。苦しんでいた今季の中では「トータルで一番いい」と自賛する飛躍を繰り出した。年末年始のジャンプ週間までの12戦で1桁順位は1度だけだったが、地元で2試合続けて表彰台に立ち「戻ってきた手応えは結構ある」と力強く言った。