福士加代子さん ドルーリーに“二刀流”の勧め「バスケやサッカーをやってもいい」
陸上の女子長距離で4大会連続五輪出場の福士加代子さん(40)が22日、大阪市内の関西テレビで大阪国際女子マラソン(29日、ヤンマーフィールド長居発着)の取材会に出席。安藤友香(ワコール)、佐藤早也伽(積水化学)、上杉真穂(スターツ)らの名前を挙げて、高速レースを期待した。
また、取材会では、今月15日の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)の3区(3キロ)で17人抜きの区間新記録を樹立した岡山の中学3年生、ドルーリー朱瑛里(しぇり、15)=津山鶴山中=の印象も語った。15歳の走りについて「めちゃくちゃかっこいい。走り方がスムーズで本当によく進む」と絶賛。「ここからどうなるんだろう」と期待を寄せた。
また、トラックからマラソンまで幅広く、39歳まで現役を続けた福士さんだけに、未完の大器にも長期展望と広い視野を勧める。「まだ中学生。二刀流もいいかも。バスケとかサッカーとか違う競技をやってもいい」と他競技との“二刀流”で才能を伸ばす可能性に言及。「走ることはすべての基本。いろんなスポーツを経験してほしいし、また陸上に戻ってもいい」とし、「あの走りはそんじょそこらじゃ崩れない。ずっと見ていきたい」と話していた。