「競泳・北島康介杯」（２２日、東京辰巳国際水泳場）

　男子１００メートルバタフライが行われ、昨年の世界選手権銀メダルの水沼尚輝（新潟医福大学職）は５２秒１７で３位だった。「この１カ月間は持久力とキックの強化をしてきた。バタフライはそこまで速くないけど、見えない部分の体力が貯蓄されているという感覚があった」と手応えを語った。

　１月１日に大学の同級生と結婚。お互いの休日の兼ね合いで、その日に婚姻届を提出したという。「自分にさまざまな困難、悩み事があったときに彼女が見解を与えてくれて気づきを得られることも多かった。非常にいい関係性。余生も２人で一緒に歩んでいければいいな」と少し頰を緩ませた。

　今年は２４年パリ五輪の前年で、７月には福岡で世界選手権、その選考会は４月の日本選手権（東京アクアティクスセンター）で行われる。「今年もエボリューションできるような年にしたい」。昨年は世界選手権銀メダルを獲得し、日本新記録も樹立した実力者。勝利の女神とともに、２３年を戦い抜く。