小林陵侑 地元で今季2勝目 約7メートル差の圧勝「ビッグジャンプを見せられた」

 「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯・個人第16戦」(22日、大倉山ジャンプ競技場)

 小林陵侑(土屋ホーム)が合計280・9点で今季2勝目、通算29勝目を挙げた。表彰台は3戦連続。1回目に141メートルを飛んで2位につけ、2回目に143メートルを飛んで逆転した。二階堂蓮(日本ビール)は14位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は29位だった。

 3人の審判員が飛型点を20点満点と評価した、美しい2回目の飛躍。小林陵はヒルサイズの6メートル先に着地を決めると2度、力強くガッツポーズした。140メートル超の飛躍を一人だけそろえ、飛距離換算で2位に約7メートル差をつける圧勝。「ビッグジャンプを見せられた。自信になる」。地元の観客を沸かせ、うなずいた。

 札幌大会から新調したスーツがフィット。揚力を得やすくなり「道具も技術も体もかみ合ってきた。すごく余裕が出てきた」と滑らかに飛び出せるようになった。序盤から11戦連続2桁順位と苦しんだが、3戦連続で表彰台に上り、長いトンネルを抜け出した。「すごく調子づけられる試合になった」と充実した表情。2月下旬に始まる世界選手権に向けて、大きな弾みをつけた。

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