日本スポーツ賞の表彰式が２３日、都内で行われた。大賞には北京五輪のスピードスケート女子で金メダルを含む４つのメダルを獲得した高木美帆（２８）＝日体大職＝が選出された。ノルディックスキー・ジャンプ男子で北京五輪ノーマルヒル金メダルの小林陵侑（２６）＝土屋ホーム＝がオリンピック特別賞、サッカー日本代表が特別賞、男子ゴルフの蟬川泰果が奨励賞を受賞した。

　競技時の爽やかな印象からは一転、スーツでびしっと決めて表彰式に出席した。「先シーズンは五輪をはじめ、びっくりするような成績が出た」と笑顔。「さらにスキージャンプ界を盛り上げられるように頑張る」と抱負を掲げた。

　金メダルを獲得した北京五輪から約１年。「結果を出せて自信にはなった」としみじみと振り返る。日本が招致を進める３０年札幌五輪については「地元の五輪、最高だと思う」と期待も寄せた。

　今季苦戦が続いたものの、直近のＷ杯札幌大会３連戦全てで表彰台に乗り、２度優勝と復調気配。「道具も、メンタルも、全てがかみ合い始めた」とうなずいた。シーズン後半へ「またビッグジャンプを見せていけたら」と力を込めた。