八村塁の名門レーカーズ移籍正式発表 レ軍が獲得意図説明「ウイングにサイズと厚み」

 NBA、ウィザーズの八村塁(24)がトレードでレーカーズへ移籍した。23日(日本時間24日)、両チームから発表された。ウィザーズはレーカーズからポイントガードのケンドリック・ナン(27)と3つのドラフト2巡目指名権を獲得した。

 レーカーズのロブ・ペリンカGMは声明文で「私たちはルイと彼の家族をロサンゼルス・レーカーズに迎えることに興奮しています」と喜びをつづるとともに「私たちの目的はウイングのポジションにサイズと厚みの両方を加えることであり、攻守両方のスキルを持ち合わせたルイのような選手を獲得できるチャンスはめったにあることではありません」と、今回のトレードの狙いを説明した。

 八村は宮城・明成高(現仙台大明成高)からゴンザガ大をへて19年ドラフト1巡目全体9位でウィザーズに入団。2年目までは全試合にスタメンで出場していたが、昨季はけがと同じPFのポジションのクーズマの加入により控えに回り、1試合平均の出場時間は前年の31・5分から22・5分に減少した。今季はここまで全30試合でベンチスタートし、24・3分の出場ながら1試合平均得点は前年を上回る13ポイント、4・3リバウンドをマークしている。移籍先候補にはサンズやジャズ、スパーズなどが挙げられていた。

 今季の両チームは苦戦を強いられており、戦績はウィザーズが20勝26敗、20年の王者レーカーズは22勝25敗。それぞれのカンファレスの12位でプレーオフ圏外にいる。

 八村の新天地となるレーカーズはロサンゼルスを本拠とし、セルティックスと並ぶ史上最多の17回のチャンピオンに輝き、リーグ屈指の人気を誇る名門。大黒柱は昨年12月に38歳を迎えた20年目のベテラン、レブロン・ジェームズで、ここまで通算3万8164得点をマークし、カリーム・アブドゥル・ジャバーが持つ歴代1位の3万8387得点にあと223得点に迫っている。ジェームズのほか、オールスター戦8回出場のアンソニー・デービスや八村の元同僚、ラッセル・ウエストブルックらが所属する。

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