9歳・松島美空 平野美宇に並んだ2勝 高校生を撃破も「目標は3勝だったから悔しい」
「卓球・全日本選手権」(24日、東京体育館)
ジュニア女子シングルス3回戦で、今大会最年少の松島美空(9)はシード選手の首藤成美(福岡・希望が丘高)に敗れたものの、2回戦で高校生を撃破し、小学3年としては平野美宇に並ぶ大会記録の2勝を挙げた。混合ダブルスは前回優勝の張本智和(19)=IMG、早田ひな(22)=日本生命=組が順当に4回戦進出。張本の妹・美和(14)は、松島輝空(15)=ともに木下アカデミー=とのペアで3回戦を突破した。
新たなスーパー小学生が、初の大舞台でしっかり爪痕を残した。今大会最年少9歳の松島美空は、2回戦で高校2年生の八ツ田光希(正智深谷高)と対戦。得意のサーブを効かせて3-1で撃破した。
続く3回戦で高校生に屈したものの、平野が小学3年時に挙げた大会記録2勝に並んだ。「2勝もすごいんやけど、目標は(新記録の)3勝だったからちょっと悔しい」と肩を落としつつ、「福原愛ちゃんが4年生で(ジュニアの部)決勝に行ったと聞いたので、次はもっと勝ちたい」と来年への雪辱を誓った。
尊敬する兄・輝空も小学生時代から活躍し、現在はパリ五輪代表候補の一角として成長している。将来が期待される令和の天才少女は「五輪で金メダルを取りたい」と青写真を描いた。