石川佳純が全日本快勝発進「勝ちたい気持ち強い」五輪選考はあえて“無視”「考えないように」

 5回戦進出を決めた石川佳純(撮影・佐々木彰尚)
 5回戦進出を決めた石川佳純(撮影・佐々木彰尚)
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 「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)

 女子シングルス4回戦が行われ、スーパーシード選手が初陣に臨んだ。現役最多5度の優勝を誇る東京五輪代表の石川佳純(29)=全農=は、青木萌恵(東洋大)に4-1で勝利。今回から24年パリ五輪代表選考ポイントも懸かる大一番で、快勝発進を飾った。

 石川は大学生相手に序盤から優位に得点を重ねた。第4ゲームこそ落としたものの、慌てる様子もなく相手のミスを誘って快勝。「サービスから先手を取れて、いい流れで進められた。1戦1戦が勝負。目の前の試合を勝ち上がれるように頑張りたい」と汗を拭った。

 全日本選手権に向けては試合のなかった約2カ月間、練習とトレーニング、さらに戦うための気持ちを整えてきたという。「やっぱり全日本選手権は日本で一番格の高い大会。そこでチャンピオンになったり、いいプレーができたら自信がつくので、ここで活躍することは意味がある。毎年勝ちたいという気持ちはすごく強い」と思い入れを明かした。

 今年の大会からはパリ五輪代表選考ポイントの対象にもなっているが、石川は「あまり考えないようにしている」とキッパリ。「全日本選手権は全日本選手権なので。ポイントがつくが、全く気にせずにプレーしている」と、純粋に日本一を再び目指す姿勢を示した。

 ◆大会前時点での選考ポイントランキング上位

 【女子】☆早田ひな=164点、☆伊藤美誠=117・5点、☆平野美宇=109点、☆木原美悠=106点、芝田沙季=102点、☆長崎美柚=97点、石川佳純=87点、佐藤瞳=69点(☆は23年世界選手権シングルス代表)

 ◆23年全日本選手権シングルスの配点 優勝=60点、2位=50点、3~4位=40点、ベスト8=25点、ベスト16=10点、ベスト32=5点

 ◆卓球のパリ五輪代表選考 日本協会は従来の世界ランキングに準じた代表選考から、国内選考会を重視する方針に転換。計6回の選考会や、全日本選手権、世界選手権など各大会ごとに独自に設定したポイントの合計で争い、24年1月に上位2名がシングルス代表に決まる。また、Tリーグの個人成績もポイント対象に含まれる。

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