大波乱!伊藤美誠まさかの6回戦敗退に涙 高校生に1ー4完敗 パリ五輪選考対象も精彩欠く
「卓球・全日本選手権」(27日、東京体育館)
女子シングルス6回戦が行われ、前回覇者で東京五輪代表の伊藤美誠(22)=スターツ=が、横井咲桜(18)=大阪・四天王寺高=に1-4で敗れる大波乱が起きた。今大会から24年パリ五輪代表選考ポイント対象となっているが、ベスト16で敗退し「10点」の加算に終わった。
日本のエースが精彩を欠いた。序盤からミスが続き、流れをつかめないまま失点がかさんだ。第1ゲームを7-11で落とすと、第2ゲームも9-11、第3ゲームで7-11と取り切れず後がなくなった。第4ゲームは劣勢から12-10と挽回しストレート負けこそ免れたものの、第5ゲームも9-11と苦境を打開できず、力尽きた。
ダブルスでは試合が続いているため詳細は明かさなかったが、前日から体に痛みを抱えていたことを明かし「体が追いついてなかった」、「自分は対応力が足りない」と涙ながらに振り返った。
今大会はパリ五輪代表選考ポイントも懸かるが、前日の試合後は「去年と変わらず全日本選手権なので、いろんな選手と対戦できる楽しみがある。どの選手に対しても挑戦者の気持ちで戦いたい。たくさん寝て、朝イチから頑張ります」と話していた。
◆大会前時点での選考ポイントランキング上位
【女子】
☆早田ひな=164点
☆伊藤美誠=117・5点
☆平野美宇=109点
☆木原美悠=106点
芝田沙季=102点
☆長崎美柚=97点
石川佳純=87点
佐藤瞳=69点
☆は23年世界選手権シングルス代表
◆23年全日本選手権シングルスの配点 優勝=60点、2位=50点、3~4位=40点、ベスト8=25点、ベスト16=10点、ベスト32=5点