青山&柴原組初の決勝へ 18年以来の日本勢決勝進出

 「テニス・全豪オープン」(27日、メルボルン)

 女子ダブルス準決勝で前回4強の第10シード、青山修子(35)=近藤乳業、柴原瑛菜(24)=橋本総業=組が第2シードのコリ・ガウフ、ジェシカ・ペグラ組(米国)を6-2、7-6で破り、初めて四大大会決勝に進んだ。四大大会の同種目で日本勢の決勝進出は2018年全仏オープンの穂積絵莉、二宮真琴組以来。29日の決勝は2連覇を狙う第1シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)との対戦で、日本選手同士のペアとして初の四大大会制覇を目指す。

 個々の力では自分たちをしのぐ強敵に、絶妙な連係で上回った。柴原は「ポジティブに自分たちのプレーを続けようと思っていた」と胸を張った。試合開始直後、シングルス世界ランク7位のガウフのサービスゲームを奪うと、2ゲーム後には同3位のペグラのそれもブレーク。一気に4ゲームを連取した。

 第2セットはセットポイントを握られたものの、青山より年下の柴原が声を出して鼓舞。青山が「(自身は)基本的な土台をしっかりし、彼女にはプラスアルファで勢いを付けてもらおうと思っている」と捉える2人の役割分担が機能した。

 決勝では昨年、四大大会3度優勝のチェコのペアが立ちはだかる。柴原は「あの2人とはずっと対戦したいと思っていた。自分たちのプレーを続け、どうなるか楽しみ」と快挙を見据えた。

 ◆青山修子(あおやま・しゅうこ)1987年12月19日、東京都町田市出身。8歳でテニスを始め、2010年1月にプロに転向した。2012年のシティ・オープンのダブルスでツアー初優勝を果たし、通算17勝。四大大会では13年と21年のウィンブルドン、22年の全豪でそれぞれベスト4に入った。シングルスのツアー優勝はない。155センチ、54キロ。

 ◆柴原瑛菜(しばはら・えな)1998年2月12日、米国カリフォルニア州出身。7歳でテニスを始め、ダブルスではツアー通算8勝を挙げている。四大大会では21年ウィンブルドン、22年全豪でともにベスト4に入っている。22年の全仏の混合ダブルスでは、ウェスリー・コールホフ(オランダ)とのペアで同大会の同種目の日本勢で25年ぶりの優勝を果たした。173センチ、60キロ。

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