木原美悠は初Vならずも早田追い詰め「うれしい半分、悔しい半分」パリ五輪選考レースは出場圏内2番手に
「卓球・全日本選手権」(29日、東京体育館)
女子シングルス決勝が行われ、木原美悠(18)=エリートアカデミー=が、早田ひな(日本生命)に4-2で逆転負けを喫し、初優勝を逃した。
序盤は24年パリ五輪選考レースでトップを走る早田を圧倒した。鋭いサーブ、レシーブが光り、2ゲームを連取。ただそこから「早く決めたい気持ちがプレーに出て、焦って打っちゃった」と攻め急ぎ、追い上げを許した。「正直、うれしい半分、悔しい半分という気持ち」と苦笑い。ただ同時に充実感も漂わせ「サーブ、レシーブの展開がすごく自分が有利に決めることができた。満足してる試合」と大きくうなずいた。
今大会でパリ五輪選考レースの50ポイントを獲得。4番手から出場圏内の2番手に浮上した。史上最年少14歳5カ月で全日本決勝に出場してから4年。成長を続ける18歳は「(来年の)全日本、Tリーグそこでもっと多くのポイントを稼げるように、もっともっと強くなりたい。(目標は)パリオリンピックに出場してメダルを取ること」と力強く語った。