戸上隼輔が2連覇達成 張本智和の3冠を阻止 激闘第3ゲーム「死ぬ気で」奪う
「卓球・全日本選手権」(29日、東京体育館)
男子シングルス決勝が行われ、昨年王者の戸上隼輔(21)=明大=が、混合ダブルス、男子ダブルスを制し、史上2人目の3冠に王手を懸けていた張本智和(19)=IMG=を4-2で下し、14~17年に4連覇した水谷隼以来となる連覇を達成した。
第1、2ゲームを奪い合った決勝は、第3ゲームのデュースの激闘を戸上が17-15で奪うと、第4、6、ゲームを奪い、決着を付けた。
試合後のインタビューでは「連覇は意識せず、とにかく日本一になりたい思いで戦った。フォアに自信があったので、フォア対フォアの戦術をとりました。第3ゲームがこの試合のカギになると思っていた。死ぬ気で頑張りました。本当に次は世界を見据えて調整していきたい」と語り、観客へのメッセージを振られると「皆さん、元気ですかー!」と、アントニオ猪木氏の名調子で呼びかけ「僕、プロレスが大好きで、どうしても皆さんにこのフレーズを言いたかったので。本当に感謝しかない」と語った。