卓球パリ五輪代表争い 全日本連覇の戸上隼輔は3番手浮上 張本智和は断トツ首位キープ

 「卓球・全日本選手権」(29日、東京体育館)

 男子シングルス決勝が行われ、昨年王者の戸上隼輔(21)=明大=が、3冠に王手を懸けていた張本智和(19)=IMG=を4-2で撃破し、2連覇を達成した。今大会は24年パリ五輪代表選考ポイント対象となり、優勝した戸上は60点を加算。ポイント合計で大会前の4番手から3番手に浮上した。

 張本は準優勝となったが、50点を追加して五輪選考ポイントではトップを独走。4強入りした篠塚大登(愛知工大)が2番手を死守し、曽根翔(彩たま)は9番手から6番手に上がってきた。

 ◆23年全日本選手権終了時点のパリ五輪代表選考ポイント上位【男子】(カッコ内は大会前の順位)

1(1)☆張本智和=229点

2(2)☆篠塚大登=153点

3(4)☆戸上隼輔=150点

4(5)☆及川瑞基=111・5点

5(3)☆吉村真晴=105点

6(9)曽根 翔=94点

7(6)吉山僚一=91点

8(7)田中佑汰=90点

 ☆23年世界選手権(5月、ダーバン)シングルス代表

 ◆卓球のパリ五輪代表選考 日本協会は従来の世界ランキングに準じた代表選考から、国内選考会を重視する方針に転換。計6回の選考会や、全日本選手権、世界選手権など各大会ごとに独自に設定したポイントの合計で争い、24年1月の全日本選手権を終えて上位2名がシングルス代表に決まる。団体戦代表1名は日本協会の推薦。

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