築地本願寺でパラ重量挙げ 宗教、人種、障害の壁越え

 パラパワーリフティングの全日本国際招待選手権が29日、「宗教、人種、障がい、三つの壁を超える」をテーマに掲げ、東京都の築地本願寺で行われた。選手は本尊の阿弥陀如来像の脇に置かれたベンチプレス台にあおむけになってバーベルを挙げ、約200人の観客が珍しい光景に見入った。

 東京パラリンピック代表の三浦浩(東京ビッグサイト)が2020年に同所で講演したことで縁があった。「誰にでも分け隔てなく開かれた寺」を掲げる築地本願寺側と、障害の壁を越えてパラスポーツの魅力を発信したい日本連盟が意気投合し、ユニークな大会が実現した。

 今回は海外選手が3大会ぶりに出場した。

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