青山・柴原組 初Vならず“最強ペア”にストレート負けも四大大会で最高の準優勝
「テニス・全豪オープン」(29日、メルボルン)
女子ダブルス決勝で前回4強の第10シード、青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組が第1シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に4-6、3-6で敗れ、日本選手同士のペアでの四大大会初制覇はならなかった。クレイチコバ、シニアコバ組は2連覇した。
最強ペアの壁は高かった。青山、柴原組は初めて挑んだ四大大会の女子ダブルス決勝でストレート負け。青山は「悔しい。優勝して周りの方々に恩返しをできたらなと思っていた」と振り返った。
出だしでつまずいて第1セットを落とすと、第2セットは勝負どころの第7ゲームでブレークを献上。ほとんど主導権を握れなかった。相手はジュニア時代から組む熟練のコンビで、昨年は出場した3度の四大大会を全て制覇。「相手からのプレッシャーを感じてしまった」と青山。柴原は「経験の差が出た」と言うしかなかった。
それでもペアを結成した2019年以降の四大大会で最高の準優勝。青山が「私のサービスゲームを取れる確率が高くなっている」と手応えを口にすれば、柴原は「未来は明るい」と言い切った。