安藤友香 日本勢トップ3位も「悔しい」 MGCで自己新&五輪切符目指す

 「大阪国際女子マラソン」(29日、ヤンマーフィールド長居発着)

 2021年東京五輪1万メートル代表の安藤友香(28)=ワコール=が2時間22分59秒で日本勢最高の3位に入った。ヘブン・デッセ(エチオピア)が2時間21分13秒で優勝。4人が新たに来年のパリ五輪の日本代表選考会となる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(10月15日、東京)の出場権を獲得した。

 6年前の初マラソン、名古屋ウィメンズで出した2時間21分36秒の自己記録更新に照準を合わせていた安藤。粘り抜いた日本人トップの3位にも、目標を1分以上下回り「悔しい気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。

 序盤から先頭集団を形成。日本人が次々と脱落する中で、30キロまでは日本記録を上回る2時間19分も狙えるペースを守った。しかし、ペースメーカーが離脱した直後、加速したエチオピア選手2人に置いていかれた。「(ペースは)上がると思ったが、自分の中で引いてしまった。弱さが出た」と振り返った。

 強豪海外勢と渡り合い「30キロまでの手応えは、今までと違っていた。自分の中ではいいリズム、感触で走れた」と収穫もあった。東京五輪ではマラソン代表を逃し、1万メートルで22位。今回のレース中は「支えてくれた方々の顔が浮かんだ」と言う。「本職のマラソンで代表をとって恩返ししたい」と自らに課し、MGCで自己記録と五輪切符を目指す。

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