坂本花織 連戦も世界選手権連覇へ手応え「調子上がっている」 地元神戸のためにも活躍を
フィギュアスケート女子の22年北京五輪銅メダリストで昨季の世界女王、坂本花織(22)=シスメックス=が2日、神戸市内で「神戸市スポーツ優秀選手賞」の表彰式に出席した。坂本は「自分が活躍することで神戸市で強い選手が出てくる環境づくりができたらいい」と、通年リンクがない地元神戸での練習環境の改善に一役買う意気込みを示した。
31日まで青森県八戸市で行われた冬季国体では、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、公認の今季世界最高を超える高得点を出す好調ぶり。今回、同賞をともに受けた三原舞依(23)=シスメックス=と、兵庫県優勝の立役者となった。
昨年末の全日本選手権後も、年明けから世界ユニバーシティー冬季大会(米国)、国体と息つく間もなく試合が続く。しかし「連戦のおかげで調子が上がっている」と疲労より手応えを感じている様子。今月末にもチャレンジ・カップ(オランダ)に出場。連覇が懸かる来月の世界選手権(さいたま)へ実戦で準備を整える。