LS北見 ロコ・ソラーレとの“姉妹対決”敗戦も 本橋麻里「胸を貸してくれてありがとう」「楽しかった」

 ショットを投げる本橋麻里=(C)JCA IDE
 握手する(左から)藤沢五月、本橋麻里=(C)JCA IDE
 プレーする本橋麻里=(C)JCA IDE
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 「カーリング・日本選手権」(3日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 女子1次リーグが行われ、“マリリン”こと本橋麻里(36)が参加するLS北見(ロコ・ステラ)は、北京五輪銀メダルで2連覇を狙うロコ・ソラーレとの“姉妹対決”に7-9で競り負け、通算2勝5敗となった。

 最後まできっ抗した試合は、惜しくも競り負けた。第8エンドを終えて、7-7と同点。第9エンドは互いに点が入らないブランクエンドだった。最終第10エンドはLS北見は有利な後攻だったが、難しい最終投を強いられ、2点のスチールを許した。

 ロコ・ステラはロコ・ソラーレの育成チームで、今回が初の日本選手権出場。ロコ・ソラーレの創設者で、18年平昌五輪で銅メダルを獲得した時のメンバーでもある本橋は、ロコ・ステラでサードを務めている。

 本橋は「勝ちきることはできなかった。でもすごく楽しく試合ができました。ステラにとっては胸を貸してくれてありがとうと思って戦ってました。楽しかったですよ、ははは。すごく楽しかったです」と笑顔。「新しく次世代のカーリング選手を、と着手して5年ぐらいたった。着実にこの全日本という舞台に来れて良かった。毎年全日本常連になれるような底力のあるチームを作っていきたい」と感慨深げだった。

 ロコ・ソラーレについては、「(LS北見にとって)近いお姉ちゃんだけど、氷に乗るとすごく遠い存在に思える、メリハリのあるお姉ちゃんたち」と表現。「ロコ・ソラーレのみんなはこのまま勝ってもらって、世界選手権での世界一を今シーズン狙って、その目標だけかな」とエールを送った。

 ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月(31)は、「ステラはすごくいいチームで、麻里ちゃんが引っ張っている。見てる方も最後までわからない見応えのある試合だったんじゃないかなと思う」と充実の表情。本橋との対戦については、「麻里ちゃんは今まではチームメートとして声をよくきいてたんですけど、対戦相手でも麻里ちゃんの声は良く聞こえる。たくさんコミュニケーションを取ってるなと。そこは先輩として学ぶべき所もたくさんありますし、私たちも麻里ちゃんみたいにやっていきたい」と刺激を受けていた。

 今大会は男女各9チームで争われ、上位4チームがプレーオフに進出する。優勝チームは世界選手権(女子は3月・スウェーデン、男子は4月・カナダ)の代表に決まる。ロコ・ソラーレは通算6勝1敗でプレーオフ進出を決め、単独首位を守っている。

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