ロコ・ソラーレが1次L最終戦で2敗目も首位通過 5点差完敗も藤沢「相手が完璧。もう拍手という感じ」 POは中部電力戦
「カーリング・日本選手権」(3日、アドヴィックス常呂カーリングホール)
女子1次リーグ最終戦が行われ、すでにプレーオフを決めていた北京五輪銀メダルで2連覇を狙うロコ・ソラーレがフィロシーク青森に3-8で敗れ、通算6勝2敗とした。6勝2敗で3チームが並んだが、DSC(ドロー・ショット・チャレンジ)の差で、1位がロコ・ソラーレ、2位が昨年準Vの中部電力、3位がフィロシーク青森となり、4位のSC軽井沢までが4日のプレーオフに進出。プレーオフでは1位のロコ・ソラーレと2位の中部電力が対戦し、勝者が5日の決勝に進出。敗者は3位-4位の勝者と決勝をかけて対戦する。
終始苦しい展開だった。0-0で迎えた第3エンド、ロコ・ソラーレは有利な後攻だったが、難しい形に持ち込まれて2点のスチールを許した。第4エンドは1点にとどまり、第5エンドは2点を奪われた。第6エンドは1点のスチールを許して5-1と引き離された。
追い込まれた第7エンド、スキップ藤沢五月(31)が相手の石を2つ同時に出すショットを決め、一挙2点。ただ、第8エンドで相手の好ショットに苦しみ、2点を許すと、第9エンドも1点をスチールされ、負けを認めるコンシードをした。スキップの藤沢五月は「3エンド目のスチールで、相手を流れにのせてしまった。相手がほぼほぼパーフェクトに決めてこられた。全然ダメだったかというとそうでもないので。(POに向けて)修正していけたら。もう拍手という感じ。相手の勢いを止めきれなかった」と、受け止めた。
今大会は男女各9チームで争われ、上位4チームがプレーオフに進出。優勝チームは世界選手権(女子は3月・スウェーデン、男子は4月・カナダ)の代表に決まる。