SC軽井沢クが初の決勝進出!中部電力との大接戦を7-6で制す 金井「下から這い上がる気持ち良さある」 5日決勝でロコと激突
「カーリング・日本選手権」(4日、アドヴィックス常呂カーリングホール)
女子準決勝が行われ、SC軽井沢クが昨年準優勝の中部電力に7-6で勝利し、5日の決勝に進出した。
決勝進出をかけて白熱した試合になった。第1エンドは中部電力が1点を先制。第2エンドはSC軽井沢クが2点を入れると、第3エンドも不利な先攻で1点をスチールした。第4エンドで中部電力が2点を入れてを終えて3-3だった。
第5エンドではナンバーツーの石をメジャー計測し、SC軽井沢クが2点を獲得。第6エンドでは中部電力が2点を返して5-5と再び同点となった。
第7エンドはSC軽井沢クが1点を入れ、第8エンドは互いに点が入らないブランクエンド。第9エンドは中部電力が1点を入れ、6-6と再び同点になった。最終第10エンドでSC軽井沢クが1点を入れて勝利をもぎとった。
スキップの金井亜翠香(あすか、21)は「すごくうれしいです。自分たちの流れにもって来ることができた」と充実の表情。1次リーグ4位からの決勝進出に、「下からはい上がっていく気持ち良さがあるので、このあとの決勝戦も頑張りたい」と気合を入れた。「やっぱりここまできたからには優勝したい。最後まで諦めずファイヤーしていきたいと思います」と、笑って意気込んだ。
1次リーグ2位の中部電力は同日9時からのプレーオフで、北京五輪銀メダルで2連覇を狙うロコ・ソラーレに4-7で逆転負けしていた。同4位のSC軽井沢クは、プレーオフで同3位のフィロシーク青森と対戦。第6エンド終了時点で1-8と大きく出遅れたが、第7エンドで3点、第8エンドで5点、第9エンドで2点をスチール。11-9で大逆転勝利していた。
決勝は5日15時からで、ロコ・ソラーレと世界選手権(3月・スウェーデン)をかけて争う。SC軽井沢クは男子も決勝に進出している。