「カーリング・日本選手権」（４日、アドヴィックス常呂カーリングホール）

　女子準決勝が行われ、ＳＣ軽井沢クが昨年準優勝の中部電力に７－６で勝利し、初の決勝進出を決めた。５日の決勝では北京五輪銀メダルで、２連覇のかかるロコ・ソラーレと対戦する。

　決勝では大接戦をものにしたＳＣ軽井沢ク。劇的だったのは、この日、午前に行われた１次リーグ３位のフィロシーク青森戦だった。第６エンド終了時点で１－８と大きく出遅れたが、第７エンドで３点、第８エンドで５点、第９エンドで２点をスチール。１１－９で大逆転勝利していた。「私達の粘り強さが出た試合」と胸を張った。

　昨年は男子が日本選手権で優勝。世界ジュニアではＳＣ軽井沢クラブジュニアが日本勢初の金メダルを獲得した。今大会は世界ジュニア金メダルメンバーの上野美優がリードとして活躍。スキップの金井亜翠香は「ここまできたからには優勝したい。諦めずにファイヤーしたいと思います」と、クラブの決めぜりふとともに頂点を見据えた。