東京SGが6連勝 激闘の府中ダービー制す ジョセフHCの前で尾崎晟也が圧巻ハットトリック
「ラグビー・リーグワン、BL東京34-40東京SG」(5日、秩父宮ラグビー場)
東京SGが「府中ダービー」を制して6連勝を決めた。
前半10、13分にSOアーロン・クルーデンの連続PGでリードすると、同21分にはスクラムを起点に最後はナンバー8テビタ・タタフがインゴールに飛び込み13-3とした。
同27分にはトライランキングトップを独走するWTB尾崎晟也がFB松島幸太朗からパスを受けると約60メートルを走りきり今季11トライ目を決めた。ただ、BL東京の反撃も受け、前半を20-17の接戦で折り返した。
後半も尾崎が見せた。同11分に23-27と一時逆転を許した直後の同14分。相手ディフェンスを突破した松島からラストパスを大外で受けるとトライ。今季12トライ目となった。だが同20分に再び逆転され30-34の同23分にまたしても尾崎がトライを奪い37-34と逆転。ハットトリックで今季13トライまで伸ばした。
同30分には自陣インゴール手前まで攻め込まれた場面で尾崎が相手の反則を誘いピンチを防ぎ、守備でも存在感を放った。この試合は9月に開幕するW杯フランス大会に臨む日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も視察に訪れおり、メンバー選考で激戦となっているウイングで猛アピールとなった。
最終的に東京SGが40-34で勝利。府中に本拠地を置く両クラブが初めて対戦したのは1984年度の関東社会人リーグで東芝府中グラウンドでの対戦だった。57度目の対戦で30勝1分け26敗となった。