高梨沙羅も嬉し涙 Vならず3位も日本の表彰台独占に大喜び「初めてと聞いてすごく嬉しい」V伊藤、2位丸山と抱き合う
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第17戦」(5日、ビリンゲン)
日本勢が史上初、表彰台独占の快挙を成し遂げた。伊藤有希(土屋ホーム)が6シーズンぶりに優勝し、丸山希(北野建設)が2位、高梨沙羅(クラレ)は3位に入った。
高梨は1回目に137・5で2位につけたが、2回目は133・0。自身64勝目はならなかったが、2試合連続表彰台で自身が持つW杯男女歴代最多表彰台記録を115回に伸ばした。
高梨は伊藤の優勝が決まると、丸山と3人で歓喜の抱擁。丸山とともに、目頭をぬぐった。
高梨は「すごく嬉しいですね。日本人の独占が初めてと聞いたので嬉しいし、昨日までの状態を見て、誰が表彰台に立ってもおかしくないとずっと思っていた。実現してすごく嬉しい」と満面の笑み。
自身のジャンプについては「2本目はすごく攻めすぎたが、空中での姿勢の取り方をもっと練習を重ねないといけない。また次のジャンプ台にうつって、そこに合わせたい」と反省の言葉が出たが、調子は上向き。「自分のジャンプは徐々にできあがっている。日本のチームの調子が上がるにつれて、自分のジャンプもできあがれば」とうなずいた。