ジャンプ日本女子初の表彰台独占 伊藤優勝!丸山2位!沙羅3位
「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第17戦」(5日、ビリンゲン)
伊藤有希(28)=土屋ホーム=が優勝し、丸山希(24)=北野建設=が2位、高梨沙羅(26)=クラレ=が3位で続いた。2011~12年シーズンに発足したW杯ジャンプ女子で日本勢の表彰台独占は初めて。伊藤は17年3月以来6季ぶりに通算6勝目を挙げた。丸山は自身初の表彰台に立った。
日本女子が快挙を成し遂げた。伊藤、丸山、高梨が表彰台に上がり、雪が舞う中、君が代が流れた。W杯ジャンプ男子の日本勢は1997~98年シーズンに船木和喜、原田雅彦、斎藤浩哉で2度、岡部孝信、斎藤、葛西紀明で1度、表彰台を独占した例があるが、女子では初めてだ。
着地の際にバランスを崩す選手が続出し、着地に失敗して担架で運ばれる選手が出るような難しいコンディションの中、伊藤は1回目でトップに。高梨が2位、丸山も4位で終えると2回目もビッグジャンプを披露。表彰台独占が決まると3人は抱き合って喜んだ。
6季ぶりの優勝を決めた伊藤は「日本チームの雰囲気に乗って飛んだ」と満面の笑み。初の表彰台となった丸山は「ずっと憧れていた先輩と一緒に表彰台に立てて、うれしい気持ちでいっぱい」と声を弾ませた。日本チームの調子のよさを感じていた高梨は、快挙達成に「実現してすごくうれしい」と笑みをこぼした。